アコースティックギターの弾き語りで必要なものとおすすめの一品、その理由を解説します。基本的なコンセプトは「高コスパ」で「気軽に楽しむ」です。
はじめからすべて揃える必要はなく、自分の音楽活動にあわせて必要と感じたときに調達を検討したほうがより実態にあった検討がでます。そのため「必須」「あったら便利」「バンド活動をする場合は必要」などシーンに応じて記載していますのでご参考ください。
必須グッズ。ないと弾き語りができないもの。
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
◎ | アコ―スティックギター | アコギ購入は現物の試し弾きが必須です(音に少なからずアコギ毎の個体差があり、手に取らないと持った感じのフィット感もわからない)。 初心者にはまずは弾きやすいものをおすすめします(軽く押さえても音がきれいに出やすく品質が安定しているYAMAHAのギターなど。僕はYAMAHA LS-20を使ってましたがさまざまなアコギを弾いてきたなかでも音のレスポンスがずば抜けて良かったです)。 中級者以降はお好みで。僕は現在は弾き語りで声や好きなロック曲にマッチするGisibon J-45を利用しています。 | – | アコギの好みは人それぞれ、アコギも個体差があるので自分にあったものを実際にお店で弾いてみて見つけましょう! |
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
◎ | ピック | ストローク中心の弾語りにはトライアングル型(三角形)が向いてます(持ちやすさ、滑りにくさ、スムーズな弦ストロークの観点より) | Jim Dunlop トーテックス トライアングル0.73mm | 表面がツルツルしておらず滑りにくい。厚すぎず薄すぎずちょうどよい。(厚さ0.7mmは斉藤和義利用のオリジナルピックと同じ) |
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
◎ | 弦 | 初心者は細めの弦(例:1弦が011)が押さえやすいです。中級者以降はお好みによりですがスタンダードなのは1弦が012のものです。 | マーティン ACOUSTIC SP012-054 | 太すぎず細すぎずちょうどよい。斉藤和義が利用している弦。 |
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◎ | ニッパー・ピン抜き・ワインダー | 弦交換に必要な3つのツール。「ニッパー」は弦交換し余った弦部分を切る。「ピン抜き」はテコの力をつかってピンを抜く。「ワインダー」はペグを早く簡単に回すことができる。 | ダダリオ ストリングワインダー ギター用 | 3機能が1つになっている。コンパクトでしかも安い!安心のD’Addario製品。 |
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◎ | チューナー | 昔ながらの音叉(おんさ。チーンとするやつ)もありますが、電子的なチューナのほうが使い勝手が良いです(スタジオなど周りの音がうるさくてもチューニング可能、アコギのヘッド部分にずっとつけておいても問題ない、正確、半音下げチューニングも可能)。 | YOTTO クリップ式チューナー カラーディスプレイ | 安いうえにカラーディスプレイなので見やすい。 |
あったら便利。活動が広がる。
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
〇 | カポタスト | ワンタッチ式がおすすめ。ゴム式も使っていたがグリップが甘く音がブレたりして安定しませんでした。 | SHUBB CAPO C1 | 安いのにギターの形にあわせて微妙な調整ができるので、しっかりグリップしてくれる。斉藤和義が利用している。 関連記事:SHUBB CAPOレビュー |
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〇 | 楽譜 | ネットでコードを示すサイト(U-FRETなど)もありますが、好きなアーティストや良く弾くもの、あるいは大量の曲が掲載された歌本などは楽譜を手にしたほうが使い勝手や効率は良く、楽譜の正確性も高いです。 | 関連記事:初心者が弾きやすい曲・脱初級の曲を紹介・解説 | – |
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
〇 | ストラップ | ギターを立って弾くためには必須。 | – | お好みで何でもいいと思います。僕の場合はGibosonが好きです。 |
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
△ | ピック滑り止め | ライブやスタジオでは普段の練習よりも汗をかいてしまい滑りやすくなりがちです。そんなときのためにピックに貼ることで滑りにくくするシールがあります。 | momiji music ピックすべり止めシール PICKSTICK 50pc | 透明なのでピックの絵をかくさない。ベタベタせず使いやすい。 |
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
△ | ギターハンガー、ギタースタンド | 僕は省スペースのため壁掛けハンガータイプを使っています。なお地震のときはスタンドタイプなら倒れないか、ハンガータイプなら揺れて壁にぶつかってギターが破損しないか気をつけましょう。僕は壁にスポンジを貼って地震で揺れてもギターが壁にぶつからないようにしています。 | ギターハンガー 壁掛けタイプフック | 空間をうまく使える |
必須度 | グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
△ | 譜面台 | 楽譜を置く台。椅子に座ったり、立ったりする場合でも譜面台があったほうが姿勢よく楽器を弾く、発声することができます。 | CAHAYA 楽譜クリップ付き 譜面台 折りたたみ式 | 折りたためて持ち運び可能。コスパも良い |
バンド活動をする場合は必要
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
ピックアップ | アコギの音を電子的に拾ってアンプにつなげるための機材。エレアコははじめからついているが、ついていないものは後付けが可能です。 関連記事:アコギへピックアップ(L.R.Baggs M1 Active)を自分で取り付け工事 | L.R.Baggs M1 Active | 自然な音で定番、マグネティックタイプのためハウリングが少ない。 関連記事:L.R.Baggs M1 Activeレビュー |
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
アンプ | 楽器をつないで音を出すスピーカ。アコギをアンプから出力する自宅練習用。 なおリズム機能が付いているものは、ロックなギター弾き語りにおけるリズム力向上に大変有効です。 | VOX MINI GO | コンパクトでリズム・エフェクタ機能付きと多機能なのに安い 関連記事:VOX MINI5 Rhythm CL レビュー |
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
プリアンプ・エフェクター | 楽器とアンプの間につなぐ機材でアンプからの音にアコギの箱鳴り感を持たせたり、イコライザ―(低・中・高音をそれぞれ調整)、リバーブ(エコー)等の機能があります。 | ZOOM AC2 | コンパクト、多機能、お手頃価格 関連記事:ZOOM AC2 レビュー |
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
シールド | 楽器とアンプをつなぐコード。 | シールド | 長さは用途に応じて選びましょう。3mあれば通常のライブで利用するうえには十分かと思います。 |
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
マイクスタンド | ボーカルやボーカルギターがライブ演奏する場合、ライブスタジオに備え付けのものでも対応可能ですが、普段自分が使っているもののほうが使い勝手がよいです。 | ブーム&ストレートの2wayマイクスタンド | ボーカルギターの場合はブーム、ボーカルのみの場合はストレートと2wayを使い分けられる。コスパが高い。 |
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめ理由 |
譜面台(マイクスタンド用) | マイクスタンドに取りつける譜面台 | KC 譜面台 マイクスタンド用 MS-170/BK | 向きを変えられる自由度が高くコスパも良い |
関連記事:オンラインセッション「SYNCROOM(シンクルーム)」で本当にできた!
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宅録をする場合は必要
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめの理由 |
MTR | 複数あるトラックそれぞれに楽器演奏等を録音できるマルチトラックレコーダ。 | ZOOM R8 | 個人で楽しむ宅録向けには十分な機能でコンパクト、お手頃価格 関連記事:ZOOM R8 レビュー |
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめの理由 |
コンデンサーマイク | 宅録など録音用に向いているマイクのがコンデサーマイクで空気感のある音を録音できます(ライブやカラオケなどボーカル音を増幅拡張させる目的にはダイナミックマイクが向いている) | マランツプロMPM-1000 | 驚異のコスパで宅録を楽しむレベルであれば十分な音質。 関連記事:マランツプロ コンデンサーマイク MPM-1000 レビュー |
グッズ | 解説 | おすすめの1品 | おすすめの理由 |
DTMソフト | 音源を編集するためのパソコン用の編集ソフト。僕は ZOOM R8 を購入したら無料でついてくるCubase LEを使っています。 | Cubaseシリーズ | 使いやすく定番なのでyoutubeでの使い方の解説動画も多い。YAHAMAの子会社で安心して使える。 |
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