ピックアップ(pick up)は楽器の振動や音を拾ってアンプから音を出すためのツールです。
エレアコの場合ははじめからピックアップが搭載されていますが、ピックアップが付いていないアコースティックギターには後付けで取り付けてエコアコ化することができます。
ピックアップにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
マグネティック(magnetic)
楽器の金属部分の振動を電磁誘導・電流に変換して音を出すタイプ。アコギの場合はサウンドホールに取り付ける。
メリット | ハウリングに強い(バンドなどで周りの音を拾いにくい) |
デメリット | 基本的な仕組みはエレキと同様であり、音がややエレキギターっぽい |
主な製品 | L.R.Baggs M1 active(定番商品。斉藤和義、秦基博、Char等も利用) |
L.R.Baggs M80(M1のグレードアップ版。アクティブとパッシブの切り替えが可能で、電池残量が見えるようになった。) |
ピエゾ(piezo)
楽器の振動を圧電・電流に変換して音を出すタイプ。アコギの場合は一般的にサドル(ボディ側の弦との接点)の下に取り付ける。
メリット | ハウリングに強い(バンドなどで周りの音を拾いにくい) |
デメリット | 音が軽い |
主な製品 | L.R.Baggs Anthem(ピエゾとマイクの2wayのため音の軽さのデメリットは軽減されている) |
コンデンサーマイク(mike)
マイクで音を拾うタイプ。
メリット | マイクでそのまま拾うので空気感のある自然な音を出せる。 |
デメリット | ハウリングに弱い(バンドなどで周りの音を拾ってしまう) |
主な製品 | L.R.Baggs LYRIC |
コンタクト(contact)
ピエゾタイプの一種。サドル下ではなくピップエレキバンみたいにボディに貼り付ける。マグネティックと違い金属部分は不要でコンパクトでもあるためウクレレやバイオリンのような楽器にも使える。
メリット | ボディに貼り付けるだけなので取り付け工事が不要で手軽。価格も低め。 |
デメリット | 音が軽い |
2way
マグネティック、ピエゾ、コンデンサーマイクのうち2種類の方法を併用する方法
メリット | それぞれの強弱を調整できるので演奏する環境に応じて使い分けができる。 |
デメリット | 値段が高い |
主な製品 | L.R.Baggs Anthem(ピエゾとマイクの2way) |
3way
マグネティック、ピエゾ、コンデンサーマイクの3種類を併用する方法。YAMAHAなど一部のメーカは3wayを装備したエレアコを出している。
メリット | それぞれの強弱を調整できるので演奏する環境に応じて使い分けができる。 |
デメリット | 後付けのピックアップでは商品がない(今後は出てくるかもしれない) |
後付けする場合の取り付け工事について
後付けでアコースティックギターに取りつける場合の工事作業の少なさは①コンタクト(工事不要)②マグネティック、コンデンサーマイク ③ピエゾ の順です。
ただ工事の容易さよりも、どのようにギターを使いたいかに応じてピックアップの種類を選んだほうがより自分にあった楽しい音楽活動ができると思います。
2wayでもSKYSONICからワイヤレスのピックアップ商品が出ており、この場合はコードがないため穴あけ工事が不要です。ギターに穴をあけたくない方は選択肢になるのではないでしょうか。
また②マグネティック、コンデンサーマイクの場合でも、コードをサウンドホールから垂らして、テープや吸盤で固定したり、エンドピンジャックをケースに収納して固定させることで工事なしで利用することは可能です。ただしコードが不安定だったり使い勝手が悪いので長く使うなら工事することも選択肢になります。
ちなみに僕はマグネティックタイプのピックアップ(L.R.Baggs M1 active)を自分で工事して取り付けました。こちらを参照ください。
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どのピックアップにするか
僕の場合は以下の理由からマグネティックタイプの L.R.Baggs M1 active を愛用することになりました。
・メインのアコースティックギターがGibson J45(ピックアップが付いていないものであったため後付けする必要があった)
・ロックなアコギが好き(中音が効いた音が好き)
・バンドの中で使うことがある(ハウリングしにくいものが良い)
ピックアップは持っているアコギや自分の利用シーンにあわせて選択していきましょう。
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