弾き語りに限らず、自宅で楽器演奏を行う場合は音の問題がかならず伴います。
ご近所、家族などと良好な関係を保つためにはマナーを守りつつ可能な限りの対策は行いたいものです。
音を小さくする
アコギの消音グッズを使う
アコギのサウンドホールにはめて使います。バンドでアコギをアンプにつないで利用するときにハウリングを防ぐためのものですが、サウンドホールをふさぐので消音グッズとして使うこともできます。
D’Addario/FEEDBACK SUPPRESSOR(PW-SH-01)
音が出にくい消音のピックがあります。こちらはストロークに向いているトライアングル型(三角形)です。
香取製作所/SILENT PICK SP-3
エレキギターを使う(アンプにはつながない)
エレキギターはアンプにつながないとジャラジャラと小さい音しかしません。コードや進行を確認する程度であればエレキギターを使うことを練習に取り入れるのも一つの手です。
高価なものにする必要はなくコンパクトなものであれば次のものがあります。見た目のとおり名はぞーさん(ZO-3)。電池によりワイヤレスでスピーカから音も出せるので楽しめます。
FERNANDES ZO-3
ただしエレキギターはアコースティックギターよりも一般的にネックが細く、弦も細いため両者の違いを理解したうえでエレキギターを使いましょう。
防音室を設置する
小さなカラオケボックスのような部屋を設置しますのでかなりの防音効果があります。
日本メーカではYAMAHAのアビテックス、河合楽器のナサールが有名ですね。0.8畳、1畳、2畳、3畳、4.3畳~といったサイズがあります。
僕はかなり古いやつですが中古のYAMAHA防音室アビテックス(遮音性能 Dr-30)を使っています。
参考:YAMAHAアビテックス ホームページ 河合楽器製作所ナサール ホームページ
ところで、島村楽器からは比較的安価で簡便的な防音室が発売されています。その名も「otodasu」。「音出す」という意味なんでしょうかね。体験もできるようですので用途に合えば選択肢の一つになるかもしれません。
部屋を防音工事する
部屋全体(壁や床、天井、扉)を防音工事するもので基本的には専門業者に工事を委託することになります。
場所を変える
音を出しても良いところに場所を変えるのも有効な対策の一つです。いくつかのパターンを記載します。
車の中を使う | 歌の練習であればドライブ中に歌うのは気軽で楽しいですよね。 関連記事も掲載していますのでご参考ください。ボーカル上達のコツ①練習時間・場所を確保する |
広い公園を使う | あまり人が行き来しないような広い公園があれば野外での演奏もできるかもしれません。 |
カラオケBOXを利用する | カラオケボックスでカラオケではなくアコギを持参して弾き語りするのもありです。 |
スタジオ(個人練習)を活用する | スタジオで個人練習を活用すると大音量で演奏できますし高価な機材が使えたりして楽しいです。こちらの関連記事もご参考ください。スタジオ個人練習のすすめ。安い、楽しい! |
防音設備付きのマンションに入居する | 音大生やミュージシャンの入居を想定した防音対策が十分にとられたマンションもあります。 |