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アコギへピックアップL.R.Baggs M1 Activeを自分で取付工事した手順解説

アコギ

アコギにピックアップを付けると、バンドの中でアコギ音をアンプから出したり、宅録でもマイクでアコギの生音を拾うと同時にピックアップ経由のアコギ音も録音して同じ演奏を異なる音質で楽しんだりと活動が広がります。

生ギターに穴開け工事をしてしまうことについては結構迷いましたが、いろんな音楽活動をしたかったので最終的にはピックアップを後付けすることにしました。そして取り付け工事は自分で行いました

ギターと取り付けたピックアップはこちらです。

ギターGibson J-45
ピックアップL.R.Baggs M1 active(マグネティックタイプ)

自分で工事するリスクはある

自分で取り付け工事した結果としては、アンプを通しても問題なく音が出て、また生音も工事前からの変化は特に感じることなく使えています(と思ってます)。
いろいろアコギをこねくり回して作業する過程でアコギの構造も少し分かって楽しかったです。

ただし特に意識しておくべき注意点をお伝えしておくと何より失敗する可能性もあります(ギターの割れ、まっすぐ穴があかない、音が悪くなるなど)。

また僕が取り付けたピックアップは「マグネティック」タイプであり、エンドピンの穴あけが必要となるのが主な作業ですが、例えば「ピエゾ」タイプのピックアップの場合はサドル(弦とボディの接点になる板)周りの加工などの作業も必要になります(関連記事:アコギピックアップの種類と特徴を解説)。


相応の作業時間もかかり道具も必要となるので(僕の場合は慎重に実施したので工事開始から完了まで5時間ほどかかりました)、有料にはなりますが楽器屋さんにちゃんとピックアップの取り付け工事をお願いするというのが間違いがないと思います。

と、十分に注意喚起はしたところで、工事した手順は次のとおりです。ご参考ください。

工事の全体イメージ

工事前のギターとピックアップ

サウンドホールに取りつけている白いのがピックアップ。
写真のようにコードを外に垂らしたままで弾くなら穴あけ工事は不要だが、その場合はコードが動いて不安定だったり引っ掛かったりして使い勝手は悪い(テープでコードをボディに貼り付けたり、吸盤で固定したりする人もいる)。

工事前のギターエンドピン

ギターのエンドピン。これを外して穴を開け、プラグをさすエンドピンジャックを取り付けるのがこれから実施する大まかな作業。

取り付けたピックアップ

L.R.Baggs M1 active(マグネティックタイプ)。ピックアップ本体とコードは脱着可能。

ピックアップ本体(前から撮影)。Activeでプリアンプを内蔵のため出力調整のつまみがある(写真では見えないが「L.R.Baggs」のロゴの下あたりに調整ダイヤルがついている)。

ピックアップ本体(後ろから撮影)。Activeでプリアンプを内蔵のため電池が必要。電池の持ちは案外長いがライブ前は必ずチェックしなるべく電池を変えておいたほうが良い。

エンドピンジャック。ネジの太い部分の厚さが12mmあり、ここをギターに開けた穴に通すことになる。

必要工具等

(左上から時計まわりに)

布: 作業開始前後はきれいにギターを拭いてあげる


カポタスト: 作業中に弦を固定しておくのに便利


ペンチ: エンドピンをギターの穴から引っ張って外に出すための「ワイヤー」を切ったり曲げたり


ワイヤー: 開けた穴にエンドピンジャックを通すときにワイヤーで引っ掛けると通しやすい


ドライバ: ピックアップをギター本体に固定するときに使う


テーパーリーマー: これでゴリゴリとギターに穴を開ける。ピックアップによっては穴の大きさが異なる可能性もあるがL.R.Baggs M1 activeは~12mm用だった。


やすり: テーパーリーマーで開けた穴をきれいにならす時に使う


あと写真にはないけれど穴あけ部分の板割れ防止のための「マスキングテープ」も必要

手順1 エンドピンをはずす

Gibson J45の場合は+ドライバで簡単にはずれる

はずしたらこんな感じ。穴は2mmほど。この穴をこれから12mmほどに広げていく。

手順2 弦はとめておく

弦は工事が終わったらまた使うのでカポタストで弦をとめておくと作業がしやすい

手順3 穴にマスキングテープを貼る

ギターが割れないように穴にマスキングテープを貼る

手順4 テーパーリーマーで穴開け

テーパーリーマーを回してゴリゴリと穴を開けていく。はじめの1ゴリが一番緊張する。

木くずはこまめに吸い取る

木くずはボディ内に落ちないようにこまめに掃除機で吸い取る。
ワイヤレスハンディタイプの掃除機があれば小回りがきいて扱いやすい。
(車の掃除や洗面所、卓上等での掃除にも使えて便利)

ゴリゴリと穴を開けていく

穴がボディに対して垂直、まっすぐに開くように、縦・横から見て確認しながら作業を進める。
電動ドリルを持っていれば早いのかもしれない。

とにかくゴリゴリと穴を開けていく

あともう少し!ここまで3時間をかけて丁寧に穴を開けていった。作業も慣れてきて音楽を聴きながらする余裕も出てきた。

手順5 穴あけ完了!

ようやく12mmの穴が開いた!思わず中を覗いてしまう。
テーパーリーマーの形によりボディ内部側に向かって穴の直径が小さくなっている。
貫通祝いをするにはまだ早く、このままではエンドピンジャックが通らないので穴の大きさをやすりで均等にする。

ちなみに穴の開いた部分の板の厚さを図ったら15mmほどあった。思っていたより厚さがありびっくり。 もっと張りぼてのようなものだと思っていた。

ボディ内を撮るとこんな感じ。エンドピンあたりは板で補強されていた。だから分厚かったのね。

手順6 エンドピンジャックを通す

エンドピンジャックの先には穴が開いているので、何か輪っか(紐や針金でもOK)をつけておく。後ほどワイヤで引っ掛けてひっぱれるようにするため。

サウンドホールからワイヤを入れて

開けたエンドピンの穴からワイヤを引っ張って

エンドピンジャックを開けた穴に通す。うまく通るとやはりうれしい。こんにちは!って感じ。

手順7 エンドピンを固定する

ふたをして固定する。ここまで来たら作業はあと少し。

手順8 コードを本体に接続し固定

コードをピックアップ本体に接続する。コードはプラプラしないようにボディ内にガイド等で固定する。僕の場合は余分なコード部分を束ねて対応。

手順9 完成!試し弾き

弦を張りなおして完成!布で汚れた愛器をふき取り、試し弾きをして酔いしれる。

後片付けも忘れずに。

ピックアップ取付工事 まとめ

・ピックアップを取り付けるとバンドや宅録の方法も増えて活動が広がる

・自身での取り付け工事にはリスクが伴う。専門の楽器屋さんにお願いするほうが無難

以下の記事では実際に宅録してみた手順と音源を掲載しています。アコギ音も、コンデンサーマイクによる録音と、ピックアップ経由によるラインでの録音を、それぞれの違いが分かるように音源も載せているのでご参考ください!

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コメント

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