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斉藤和義の魅力(ファンとして勝手に語る)

アーティスト

大好きなアーティスト「斉藤和義」のファンとしてその魅力を勝手に語ります。

出会い

僕がはじめて斉藤和義の曲を聴いたのは1990年代半ばの大学生のとき。友人の車内で斉藤和義の4thアルバム「Fire dog」の曲がガンガンにかかっていた。その時は「砂漠に赤い花」~「桜」あたりを一通り聴いたと思う。

時代はバブルがはじけ、世の中的にも閉塞感が漂っていて、CDを借りて音楽を聴きまくる生活からも少し遠ざかっていたけど、そのとき斉藤和義の曲には衝撃を受けた。
やわらかな、ときに放り出すような荒く力強い歌声、切り裂くギター、跳ねるベース、ローリングするドラム、それでいてどこか懐かしいサウンド。1曲だけではなく、どの曲も心にズドンとくる、沁みる。

「これ誰?」「斉藤和義」

さっそくレンタル店にCDを借りに行ってまた仰天。アルバム「Fire dog」のポップアップ紹介文に「ギター、ドラム、ベース、キーボード、ボーカルを自ら演奏する天才!」「なに、この人全部自分で演奏してるのか?そんなんありえる?意味わからんがすげえな。」

アルバム「Fire dog」はもちろん、それまでに発売されていた3つのアルバム「青い空の下」「素敵な匂いの世界」「WONDERFUL FISH」も迷わず全部借りた。

魅力

斉藤和義はカッチョ良い。その魅力は何なのかいろんな観点から書いてみた。

音楽へのスタンス

僕が思う斉藤和義の凄さは、「ブレないスタンス、一方で進化し続けている」ことだ。人間たるもの人生において誰でも浮き沈みはある。アーティストだって例外ではなく斉藤和義もおそらく山谷あったんだろうと思う。

が、斉藤和義はブレない。世の中の認知度はCMやドラマ・アニメなどのタイアップ曲が増えてきた頃から上がってきたのかもしれないけど、その軸にある音楽への姿勢がデビュー当時から変わらない。

本人も「僕は昔から何も変わってないんですけどね~」と言ってのける。これが独りよがりではなく、何より楽曲を聴いてわかる通り本当にそうなのがかっこよすぎる。時を経て体現している重みがある。一方で何も変わらないのではなくて、次々といろんなことに挑戦し、楽しみつつ自分のものにして進化し続けている。年を重ねるごとに魅力が増す、そんな憧れの存在。

感銘を受けた歌詞

斉藤和義の魅力はその音楽性はもちろんのこと、ストレートな「歌詞」にもある。気取っていない、歯に衣せない、ストレートな、心に沁みる詩の数々がある。

感銘を受けた歌詞

その1「始まりのサンセット

製薬会社とのタイアップ曲。いかにも「がんばれ!」という気合の応援ソングではなく、ミドルテンポでしみじみ「よっし明日からがんばってみるかね」と思わせてくれ、背中を推してくれる曲。

やりたいことを、やらなきゃな

この歌詞に推されて、学生時代にケガをしてあきらめたスポーツ、遠ざかっていた音楽活動をアラフォーから始めた。当時若かった時にやりたかったのに出来なかったことをおっさんになった今実現できている。人生は長い。何でも始めるのに遅いことはない。

何かやろうとしたとき、迷ったときにこの曲が頭に流れる。「いつやるの、今でしょう!」これは林先生だけどこれも良い言葉!

斉藤和義「始まりのサンセット

「始まりのサンセット」はアルバム「toys blood music」にも収録されている。

Toys Blood Music
ビクターエンタテインメント
¥3,300(2024/04/14 14:20時点)

その2「遺伝

TBSドラマ「下剋上受験」のテーマソング「遺伝」。子供の中学受験フォロー専念のために会社を辞めちゃう一直線なお父さん(阿部サダヲ)はさすがにドラマの世界やなと思ったがなんとこれが実話に基づくストーリ。

優しく見守るお母さん(深田恭子)、そして純粋無垢な娘(山田美紅羽)の家族の掛け合いが、中学受験というシビアなテーマのなかでなんとも微笑ましいドラマだった。
結局、最初から最後まで全話を見た。

斉藤和義の「遺伝」はそんなドラマのストーリをとてもうまく、深く表現した楽曲だ。この曲には僕が感銘を受けた歌詞が3つも含まれている。

斉藤和義「遺伝」

感銘を受けた歌詞①「遺伝するのは顔だけか、それとも魂まるごとか

子供に魂を引き継ぐことがいいことかどうかはわからないが、みな子供には幸せになってほしい。何かを直接教えることよりも、何かに直面したときにどう考えて行動するか、うまくいこうがいかまいが、自分なりに考えて工夫して納得して決断していってほしい。
それを成功例も失敗例も含めて泥臭く背中で見せたい。

感銘を受けた歌詞②「負けちゃったけど、このすがしがしさは なんなんだ

何かに臨むとき、期待と不安がある。その不安を払拭するには理屈なくがむしゃらにやってみること。これだけやってダメだったら仕方ないと思えるまで。
かといって結果が必ずうまくいかないのも人生。この歌詞のように自分がやってきたことに納得すれば結果はどうであれそれでいい。

感銘を受けた歌詞③「泣いてもいいや、お前となら

ひとりでやって成功すると誰かがほめてくれ、また失敗すると慰めてくれる。でもその気持ちをどこまでもわかるのは自分しかいない。けど一緒にやったらその気持ちは共有される。とても素敵なことだと思う。

「遺伝」はアルバム「歌うたい25 SINGLES BEST 2008~2017」にも収録されている。

斉藤和義の曲を弾き語り一発録り、宅録・DTM

斉藤和義の曲「赤いヒマワリ」を弾き語って、一発録りと宅録・DTMをやってみた記事はこちです。音源も掲載していますのでご参照ください。

アコギ弾き語りの録音一発録りパターン(その2)- 音源で聴き比べ

斉藤和義のことを深く知る本

この本はすごいです!リットーミュージックのGuitarマガジン Special Artist Seriesでまるまる一冊が斉藤和義の特集。永久保存版ですね。斉藤和義の100本を超えるギターをはじめ、ベース、ドラム、アンプ、MTR、サンプラー、小物まで多くの機材が写真と解説付きで紹介されています。ライブなどでも機材を楽しく紹介してくれるのも斉藤和義の魅力ですね。

アルバムリリース等のタイミング毎の過去からのGuitarマガジンインタビューや、「歩いて帰ろう」「ずっと好きだった」「歌うたいのバラッド」などメジャーな5曲のギタースコアも掲載されています。定価は2,500円+税(2018年の初版時)ですが、その値段で手に入らないようになってきているようです。

好きなものが溢れる楽曲① 猫

斉藤和義が特に好きな猫とギター。そんな楽曲がたくさんある。まずは曲を聴いてみて、どこに猫の歌詞があるか分かりますか??答えはあとで一覧で掲載しています。

アンコール

猫の毛

I want to be a cat
黒塗りのセダン
野良猫のうた
天使の猫
Lucky Cat Blues
猫の毛 このまま旅を続けよう 
シャツにはの毛つけたまま
202020
アンコール 何をしようか
もう少し歩こうかほら
あそこにがしゃがんでいるよ
月が昇れば
猫の毛 このまま旅を続けよう 
シャツにはの毛つけたまま
202020
I want to be a cat I want to be a cat
君の
202020
黒塗りのセダン野良猫のビリーは 
ゴミ箱をあさる
あのうちに戻れば
野生がこごえる
ARE YOU READY?
どうせ迷路なら 
笑っていこうぜ 
君とギター
I LOVE ME
野良猫のうた世界中がまだ眠るころ
野良猫たちが
寒そうな三日月の下で
歌い出す
RUMBLE HORSES
天使の猫もう行かなくちゃ
また会えるかな
あいつはきっと
天使の
和義
Lucky Cat Blues まねき 
右手あげれば金を呼ぶ
55 STONES

好きなものが溢れる楽曲② ギター

100本以上のギターを保有している斉藤和義。楽曲でもギター好きなことが随所で見て取れる。さて各曲のなかのどこに「ギター」の歌詞が出てくるでしょうか??答えはのちほど。

ずっと好きだった
Swing
Endless
それから
ギター
Boy
楽曲歌詞抜粋収録アルバム
ずっと好きだった教科書の落書きは
ギターの絵と君の顔
ARE YOU READY?
SwingLet’s swing !
おれのギター
最高だぜ
おまえの頭狂わせたい
I LOVE ME
Endless大きくなった木を
きこりが倒して
それから海をわたり
ギターになった
風の果てまで
それからそれから男は
歩き出した
あこがれのギター
こんにちは
さようらなら 
くりかえし
大人になっていく
和義
ギターさびしい時には
ギターを弾こうよ
下手でもいいから
願いを込めて
45 STONES
BoyHey boy!
ギターを手にして
Hey boy!
恋はうちのめされて
55 STONES

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       斉藤和義のメインアコギ Gibson J-45

参考:斉藤和義 公式サイト

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