887584612

ボーカルをきれいに録音する方法

宅録・DTM

ボーカルの録音方法はこちらの記事で書いたようにいくつかありますが、ここでは宅録としてボーカルを最もきれいに録音できるコンデンサーマイクを利用する方法について記載します。

コンデンサーマイクの一例についてはこちらも参照ください。
なお、コンデンサーマイク marantz「MPM-1000」の例だと、他の機材への接続方法が「USB」と「XLR」の2種類がありますのでそれぞれについて方法を記載します。

ボーカル録音に必要な機材

何を使ってどこに保存するかにより主に3つのパターンがあります。
僕はMTR ZOOM R8を持っているのでパターン①でボーカルの録音をしています。

パターン①
コンデンサーマイク(XLR)を使ってMTRに録音するデータを保存

   メリット:XLRタイプのコンデンサーマイクはUSBタイプより音質が良い
   デリット:MTR※が必要になる
         ※商品の例としてMTR ZOOM R8についてはこちらを参照ください

コンデンサーマイク(XLR)
ケーブル
MTR
(以降は任意)
パソコン
DAWソフト

パターン②
コンデンサーマイク(XLR)を使ってパソコン(CubaseなどのDAWソフト)に録音するデータを保存

  メリット:XLRタイプのコンデンサーマイクはUSBタイプより音質が良い
  デリット:オーディオインターフェース※が必要になる
    ※こちらの記事における「主な機能④オーディオインターフェース」を参照ください。

コンデンサーマイク(XLR)
ケーブル
オーディオインターフェース
パソコン
DAWソフト

パターン③
コンデンサーマイク(USB)を使ってパソコン(CubaseなどのDAWソフト)に録音するデータを保存

   メリット:PCに直接つなぐだけなので手軽
   デリット:USBタイプのコンデンサーマイクはXLRタイプより音質が劣る

コンデンサーマイク(USB)
パソコン
DAWソフト

なるべく静かな環境で録音する

コンデンサーマイクは音の収集範囲が広くとても感度が高いことから周りの生活音も拾ってしまうため、 自宅で録音 (宅録) する場合でもなるべく音のない静かな環境や時間帯を選んで録音するのが望ましいです。

口からコンデンサーマイクまでの最適な距離

口とマイクの距離はこぶし2つ分が目安

コンデンサーマイクは一般的に声を真横から受けるような配置で録音します。ちょうど写真の少年のような感じです。口からコンデンサーマイクまでの距離はマイクや人により異なりますが、僕はこぶし2つ分くらいを目安にしています。
あとでDAWソフトにより音源編集するときに、音が小さいよりも音が大きく録音できている方が編集できる余地が大きいです(大きい音はカットできるが、小さい音を増幅させるのには限度がある。ただし音が割れるまで大きすぎるのはNG)。
マイクに口が近づくほど芯のある大きな音で録音できますが、近づきすぎると音が大きすぎたりブレス音や息がかかる音も録音されてしまいますので、何度も自分で試してベストなポジションを見つけましょう。

また口とコンデンサーマイクの間にマイクへの息の吹きかけ防止のためのポップガードがあるとなお良しです。

コンデンサーマイクとダイナミックマイクにおける距離の取り方の違い

ライブなどで使うダイナミックマイクの場合は口からマイクまでの距離をほぼゼロにするアーティストもいますが(例:斉藤和義)、これはコンデンサーマイクとは仕組みの違いによるものです。
ダイナミックマイクの代表的な製品であるSHURE「SM58」についてはこちらの記事を参照ください。

例えば右耳のイヤホンで曲や伴奏を聴きながら歌い、左耳でMTRやDAWソフトから帰ってくる自分のボーカル音をモニタとして聴くことで細かい表現を確認しながら録音するといった方法をとります。

関連記事:ボーカル上達の6つのコツ

関連記事:弾き語り宅録・DTMをやってみた手順を解説

タイトルとURLをコピーしました