ブックシェルフタイプのスピーカーYAMAHA「NS-BP200BP」についての利用レビューです。
ブックシェルフスピーカとは
ブックシェルフスピーカとは本棚に収まる大きさのスピーカです。ミニコンポのスピーカサイズをイメージすればいいかと思います。
本体・スピーカがセットとなっているコンポ・ミニコンポを買えばいいのですが、再生はMP3やスマホメインであり大きな本体(CD等再生デッキ等)は不要、省スペース化したい、スピーカには少しこだわって良い音で聴きたい、低価格でそろえたい といった場合はスピーカ、アンプをそれぞれ個別に調達して繋いで利用することでこれを実現することができます。
1980-90年代はKENWOODに代表する大きなコンポ・重低音を効かすスーパーウーハーによるオーディオシステムが音響空間として憧れの的でしたが、そこまで大規模な機器、コストをかけなくても、素人が楽しむ範囲であれば相応の音響空間を作り出すことができます。
ブックシェルフスピーカは、ポータブルスピーカーとは異なり電源を必要とするため、コンセント→アンプ→ブックシェルフスピーカ というようにアンプから電源の供給を受けます。
そのため再生用のアンプが必要となりますが、近年ではとても安価で良質なものも提供されています。
YAMAHA のスピーカ
主な音響・オーディオメーカとしてはアメリカのJBLやBOSEが有名ですが、ご存じピアノと中心とした楽器メーカのYAMAHAも、スピーカーなど音響・オーディオシステムも豊富に提供しています。
重低音に強いアメリカメーカに対し、YAMAHAスピーカの特徴はバランスがよく、豊かな低音・繊細な音を自然体で聴かせてくれるイメージです。
特に大小さまざまな楽器・音で構成されるクラシックを聴くとYAMAHAスピーカの良さが分かると言います。学校の音楽室・視聴覚室のスピーカとしても使われてたりしますね。
YAMAHAのブックシェルフスピーカー「NS-BP200BP」の特徴
YAMAHA「NS-BP200BP」は見た目はまさにピアノブラックの質感と落ち着きがあります。
コーンを覆うカバー(サランネット)がひょうたんのような形をしているのは賛否両論あるようですが、ギターのボディラインである曲線形状がイメージされたものであり、楽器メーカの個性として僕はおもしろいと思うし慣れて特に気にしたこともありません。
音質はまさに前述したYAMAHAスピーカの特徴をとらえています。「豊かな低音」というのは無理に重低音を増幅させたものとは異なり、自然で奥行きのある心地よい低音で、クラシックだでけはなくPOPSやロック、JAZZなども気持ちよく聴くことができます。
スピーカを鳴らすために他に必要なもの
ブックシェルフスピーカーだけでは音は出ません。次の2つが必要になります。
①アンプ | アンプとはスピーカへ送り出す音を増幅させるためのものです。近年は安価・コンパクトで音質的にも素人が音楽を楽しむうえで全く問題ない製品が提供されています。僕は中国のメーカELEGIANT F900Sを利用しており3000円台と驚異のコスパでした。現在は同等製品がNobsound NS-10G PROとして販売されているようです。 |
②スピーカケーブル | アンプとスピーカを接続するためのコードです。Amazonで安価なものが提供されています。 |
YAMAHAブックシェルフスピーカ「NS-BP200BP」、上記で紹介のアンプとスピーカケーブルのすべてを揃えても一桁台前半万円で済みます。しかも音質は十分なので驚異的なコスパと言えるでしょう。
YAMAHAブックシェルフスピーカ「NS-BP200BP」 レビューのまとめ
・ブックシェルフサイズでコンパクト
・豊かな重低音、バランスのとれた奥行きのある音
・別売りアンプと組み合わせることで更に高コスパのオーディオシステムとなる
なお、2021年でNS-BP200BPは生産・販売完了となりました。同等の価格帯だとNS-B210が販売されています。
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